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睡眠は照明の影響を受ける

 

睡眠は照明の影響を強く受けます。

これは睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌とかかわっています。
たとえ、まぶたを閉じていたとしても、光は目の中に入ってきます。その光は網膜に当たり、視物質であるロドプシンを分解。そうすると電気信号に変わり、視神経を通って視床下部に到達します。

視床下部には、視交叉上核という体内時計があります。
この時計は25時間周期で、自転周期の24時間よりも1時間ほど長めになっています。このため、どうしても人は夜更かししがちになるのです。

視交叉上核は光の情報を受け取ると、すぐ近くの松果体に伝えます。
松果体は睡眠ホルモンであるメラトニンを分泌する場所。指令が届くと、朝が来たと判断して、メラトニンの分泌をストップさせます。

夜は睡眠に備えて照明を落とす

そのため夜になっても、パソコンやテレビなどの強い光を見ていると、瞳孔から入ってきた光は、松果体のメラトニンの分泌をストップさせます。睡眠が照明によって障害されるわけです。また睡眠相が後退して、どんどん寝る時間が遅くにずれ込んでいってしまいます。これが深刻化したものが、概日リズム睡眠障害です。

こういった不眠症の改善のためには、夜はできるだけモニターを見ないか、照度を下げる工夫が必要です。そうしないとメラトニンの分泌が少なくなって、寝つけなくなったり、浅い眠りになってしまうことに。

このように夜は、睡眠にそなえて照明は落とす方がよいのです。
部屋全体の照明も落とし、できれば蛍光灯よりも白熱灯に切り替えて、うす暗い中でリラックスして過ごしましょう。そうしているうちに、うす暗さに反応して、松果体からメラトニンが多く分泌されてきます。このときに眠気が現れるので、自然に深い眠りへと入っていくことが出来ます。

睡眠中の照明について

睡眠時の照明は、0.3ルクスまでなら眠りが深くなるといわれています。
これは周囲が確認できるくらいの、ほの暗さ。睡眠中の照明が30ルクスをこえると、睡眠が浅くなるそうです。つまり照明をつけて寝ると、深いノンレム睡眠が減るということです。そうなると成長ホルモンの分泌が少なくなり、体の傷の修復作業やお肌の手入れ、免疫力の増強、脂肪の燃焼といった、大切な作業に支障が出ることになります。

かといって睡眠中の照明とか月明かりが全くない「真っ暗闇」でも、人は不安になって寝付きにくくなるという人もいます。目をあけたときに真っ暗だと、周囲を認識できないため、防衛本能が働き、交感神経が優位になるからというわけです。

いっぽう、電化製品の待ち受けライトまでもすべて消すべきだと主張する人もいます。目以外の肌でも、光を感知するからだそうです。これは自分で実際にためしてみて、合うほうを採用するといいと思います。

子供の睡眠と照明

睡眠が照明の影響を受けるのは、子供の場合に顕著です。
子供は真っ暗闇だと怖いということで、親が一晩中、電気を煌々とつけて寝せている家庭があります。そこまでいかなくても、豆電球をつけて眠らせたりします。

しかし睡眠は照明の影響を確実にうけます。そのしくみは、すでに述べた通りです。子供の年代に、豆電球をつけながら寝続けるとなると、当然、睡眠中に分泌されるメラトニンの量が少なくなります

メラトニンの役割は、眠りをさそい、深い眠りを維持することです。
子供のころは、ただでさえメラトニン分泌量は多いため、少し減少する程度では、そのときの眠りには影響が感じられないかもしれません。しかし、こういった習慣が、将来の不眠症の原因になることも考えられます。

またメラトニンは若返りホルモンといわれ、抗酸化作用があります
メラトニンが多い方が、体内で抗酸化物質として働いてくれるため、より確実に活性酸素を退治してくれます。照明をつけて寝ると、睡眠中のこうした働きが少なくなり、病気がちになる可能性もあります。

メラトニンの分泌は6歳がピークであるといわれています。
そのあとは、どんどん分泌量が低下し、高齢になるとかなり減少します。そのために夜中に起きたり、早朝に目覚めてしまう睡眠障害が起きることになります。

幼児や小さな子供のうちに、メラトニンが多く分泌されるということは、成長のために必要だからです。もし必要ないなら、多く分泌されないはずです。その大切な時期に、睡眠中に照明をつけてしまうと、メラトニンの分泌量が少なくなって、なんらかの悪影響が出る危険があります。

たとえばアメリカの大学の調査によると、幼児の睡眠中に照明をつけていると、眼球が長くなり、将来、強度の近視を招く危険があることが指摘されています。睡眠中の光は、まぶたを通して瞳孔を小さくします。この間、虹彩筋が収縮しつづけます。また網膜では、睡眠中もずっとロドプシンが分解しつづけます。このように睡眠中に照明をつけていると、ずっと目は、いろいろな調節を続けなければならず、眼球にかなりの負担がかかることが推測されます。

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